Claude、ChatGPTを「10倍快適に」使う小さな工夫
ChatGPT Ctrl+Enter Sender を導入すれば、小さなイライラや、認知負荷を減らして、もっとAI活用に集中できます
「Enter送信問題」って、ご存知ですか?
私は、Apple大好き人間で、Google Chrome、Arc、Firefox、Vivaldi などのブラウザを試しましたが、やっぱり「Safariが綺麗!」ということで、Safariを愛用してきました。
しかし、ClaudeというAIを活用するようになってから、泣く泣くSafariを捨てて、Google Chromeの軍門に降りました。
その理由こそ「Enter送信問題」です。
Enter送信問題とは?
ChatGPTや、Claude、Copilot、Gemini などのAIは、「Enterキー」を押したら、メッセージを送信します。
長めのメッセージ(プロンプト)を書いたり、箇条書きで構造化された情報を提供する場合には、「Shift + Enter」で改行を入れる ことができます。
Shift+Enterって、意外に「認知負荷(思考やタスクに費やす精神的エネルギー)」がかかります。
認知負荷とは「思考に対する邪魔」みたいなものです。間違って送信してしまわないように、いつも気をつけている自分がいます。特に、漢字変換中に、確定ボタンとしてのEnterキーで誤送信しないように 気を遣っています。
AIに情報を伝えるとき、Markdownを使うのが基本なのですが、Markdownは半角で入れます。半角入力モードのまま、間違ってEnterキーを押したり、当たってしまうと、文章の途中なのに、メッセージが送られてしまいます。
Claudeの場合、Markdownを使うと、箇条書き、強調、コードブロックが綺麗に装飾されます。すごく便利なのです。だからこそ、Enter送信問題は深刻だと感じています
そのたびに「ハッとする」わけです。そうならないように、注意することによって、気付かないうちに、思考の邪魔になっているはずです。
Safariだと、さらに問題がありました
Safari好きの私には、悲しい事実なのですが、Safariだと「漢字変換の確定のEnterキーで送信」されてしまうことがあります。特に海外のサービスだと、この問題に対処していないものが多いです。
これはキーボード入力の国際的な標準規格の問題なのですが、同時に、Appleが頑なに、この問題を解決するための独自の仕組みを導入しないことにも原因があります。あたかも「自分たちは悪くない。国際標準規格に基づいているだけだ!」というスタンスを取っているようです。
例えば、ClaudeのWeb版をSafariで使うと「漢字変換の確定としてのEnterキー」でメッセージが送信され、途中の命令で、AIが動き始めてしまいます。
そのたびに、イラっとしますよね。
解決方法をAI(Perplexity)に探してもらったら見つかりました。それが、「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」です。ChatGPTと名付けてありますが、Claudeなど、他のAIにも対応しています。
Perplexity
Mistral AI
Claude
Bing Chat
Poe
Phind
ChatPDF
You.com
Cohere
Gemini
様々なものに対応しています。
ChatGPT Ctrl+Enter Senderとは?
「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」は、その名の通り、ChatGPTなどのAIチャットサービスでの送信方法を変更してくれる拡張機能です。通常、ChatGPTではEnterキーを押すとメッセージが送信されてしまいますが、この拡張機能を入れると、
Enterキーで改行ができるようになる
メッセージの送信は「Ctrl+Enter」に変更される
これだけのシンプルな機能ですが、使い始めると「今までどうやって生きてきたんだろう?」と思うほど快適になると感じています。
認知負荷がなくなり、思考に集中できます。今まで、長めのメッセージを書くときは、別のエディタを立ち上げていましたが、それも必要なくなりました。
小さなことですが、大きな変化をもたらします。
インストール方法と使い方
インストール方法はとても簡単です:
Google Chromeを開く
Chrome ウェブストアで「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」を検索
「Chromeに追加」をクリックしてインストール
ChatGPTなどのサービスを開く
右上の拡張機能アイコンをクリックし、「Enable on this site」が緑色になっていることを確認
これだけで設定完了です。あとは、いつも通りメッセージを入力し、Enterキーで改行、送信したい時は「Ctrl+Enter」を押すだけ。
注意点としては、拡張機能をインストールした直後は機能しないことがあります。その場合は、ブラウザを再起動すると正常に動作するようになりますよ。
3つのメリット
この拡張機能を使い始めて、私が特に感じた利点を3つご紹介します。
1. 思考の流れを止めない 途中で誤送信してしまうと、思考の流れが途切れてしまいます。特に複雑な質問や指示を出す際には、一度に完結した文章を送れることが重要です。
2. 時間の節約 誤送信をすると、出力を止めるために停止ボタンを押したり、出力が終わるまで呆然と待つことになります。時間の無駄ですよね。さらに、このような失敗で、利用回数を消費していると思うと、本当にがっかりです。この拡張機能で、そんな無駄をなくせます。
3. ストレスフリーな操作感 普段のテキスト入力と同じ感覚で操作できるため、AIとのコミュニケーションがより自然になります。これは意外と大きなポイントで、AIを道具として使いこなす上で重要な要素です。
学びを深めるためのAI活用
toiee Labでは「学ぶことを楽しむこと」を大切にしています。AIツールも、ただ効率化のためだけでなく、学びを深め、楽しむための道具として活用することが大切です。
ChatGPT、ClaudeなどのAIを使って学習する際、思考を整理しながら質問を組み立てることは非常に重要です。「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」を使えば、質問を練り上げる過程がスムーズになり、より深い学びにつながります。
まとめ:小さな工夫で大きな変化を
「Enter送信問題」という小さな不便さが、実は私たちのAI活用体験に大きな影響を与えていました。「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」という小さな拡張機能が、その体験を劇的に向上させてくれます。
この小さな拡張機能は、日々のAI活用における思考の流れを妨げないようにし、より創造的で生産的な対話を実現します。単なる時間の節約だけでなく、AIとの対話の質そのものを向上させる効果があります。
学びを深めるためのツールは、使いやすさも重要です。
是非、この拡張機能を試して、より快適なAI活用を送ってみてください。
次回のtoiee Lab Journalもお楽しみに!
追伸
この拡張機能は、本当に便利です。せっかくなので、Safari版があれば良いのに・・・と思っています。もしかしたら、Safariの仕様上作れないのかもしれません。
時間を見つけて、AIを駆使して「調査」と「プログラミング」をやってみたいと思っています。
おまけ: AIで画像を作りました

これは便利❣️すごいですね。そうそう、つい当たってしまって誤送信ありました。🥺さっそく使ってみまーす♪
私もMac-Safari派なのでその問題で悩み、いろいろ調べましたが最終的にPerplexityを使っています。
AIエンジンも選べるし、なんと言ってもLINEMO契約者は一年無料なんです。
当分はPerplexityを使うことになるでしょうが、toiiLabもフォローして毎回読んでますので楽しみにしています。