先日、息子が使っているカメラが壊れました。
10年近く前に購入した、いわゆる高級コンデジ(コンパクト・デジタルカメラ)です。名前は、Canon Powershot G1X MarkII で、十数万円で購入したものです。
私はカメラへの情熱を失っていたので、そのカメラは息子が愛用していました。しかし最近、そのカメラが動作不良を起こしました。
修理に出すにしても、古すぎて部品や、交換バッテリーが販売されていません。また修理も高いので、新しく買った方が良いかもしれません。
そんな話を妻がしてきたので、私は iPhone を取り上げ、あるアプリを開き、検索しました。
そのアプリとは、いわゆる「検索専用のAI」で、具体的には「Perplexity(パープレキシティ・パープレ)」です。
Perplexity(パープレ)を使って、サクッとレポートを作り、家族の共有メッセージにシェアしました。
このとき、「あ!」と気づきました。
20年以上の検索行動が、AIで置き換わった
調べ物 = Googleだったものが、気づけば「AI検索」に完全に置き換わっていることを。
振り返ってみれば、今では、ほとんどGoogle検索しません。
AI検索が便利すぎて、気づけば「Googleで検索する習慣」が壊れていました。20年以上、Google一択だった検索が、あっさりAI検索に置き換わっていることに、本当に驚きました。
AI検索の凄さ
検索とは、単にキーワードを入力して、エンターキーを押す作業ではありません。検索とは「調査」です。調査は、思っている以上に複雑で、面倒で、労力のかかる作業です。
特に、高級コンデジの購入を検討する場合、意思決定に必要な情報集め、分析、比較表作りという作業が必要になります。
この作業を、Googleを使って行う方法と、AIを使って行う方法を比べたとき、恐ろしいほどの違いがあります。10倍ぐらい労力が違います。
実際の調査で比較してみると、違いは歴然
私が調べたかったのは、Canon Powershot G1X MarkII の後継機や、同シリーズの価格帯、性能、ユーザー評価、プロのレビュー記事などです。また新品の価格だけでなく、中古価格も調べたいと思いました。
Googleで上記の調査をするなら、以下のような手順になります。
シリーズ情報を調べるための検索をする
シリーズ一覧をメモする
あるモデルの性能情報、ユーザー評価、プロのレビュー、価格、中古価格を調べる
(3)をシリーズの数だけ繰り返す(ものすごく面倒)
得られた情報を、まとめあげて、判断を下す
かなりの重労働です。時間をかけて集中して取り組む必要があるため、普段の忙しい生活の中では後回しにしがちな作業です。
ところが、AI検索なら、状況が一変します。
Canon Powershot Gシリーズを全てリストアップし、比較表を作ってください。比較項目は一般的に必要とされるものを含めてください。なお価格と、中古相場、ユーザー評価と、プロの評価も調べてください。
この1分を音声入力で、サクッと入力して、実行ボタンを押すだけです。しばらく待てば、見事な表とレポート、そして参考にしたサイト一覧が作られます。
このAI検索は、もう手放すことができません。
あなたも、こんなAIなら、毎日使いたいと思いませんか?
これから、ますますAIが入ってきます
いよいよ、Apple IntelligenceというAIが、今年の4月から日本語で使えるようになります。
Appleは、高度なテクノロジーを普通の人が難しく感じずに使えるようデザインすることを得意とする企業です。
携帯音楽プレイヤー、スマホ、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンもAppleが誰もが使うものに変え、普及させました。このAppleが出すAIが、Apple Intelligence です。
Apple Intelligence は、メールアプリ、メモアプリ、ワープロアプリ、プレゼンアプリなどに統合されます。そして、自然に利用できるように、うまく作られています。難しいことを考えなくても、AIの恩恵が受けられるものになることでしょう。
そして、AIの便利さを実感する人が増えていくはずです。
気軽に使えるAIですが、まだまだ先があります
今後、Apple Intelligence などを参考に、多くの企業、アプリ開発者が「難しいことを考えずにAIの恩恵が得られる」ようなツールを開発してくれるでしょう。
しかし、受動的にAIの恩恵を受けるだけでは、もったいないです。
積極的に、AIを直接使っていくことができれば、もっと恩恵を受けることができます。AIに直接、命令を送り(プロンプトと言います)、やり取りして、成果物を作れるような能力を身につけることで、ライバルと大きな差を生むことになります。
待っているだけでなく、AIを直接使うことも学ぶべきです。
AIノウハウ関連ではなく、検索AIから始めよう!
しかし、書店などで販売されているAI関連の書籍は、「本気すぎる」ものが多いです。業務に直結して、役立つノウハウや、魔法のおまじない(実は、意味がないですが・・・)がたくさん載っています。
これらを見ると、複雑に感じ、学ぶ量が多いように感じ、うんざりします。
しかも、実際に試してみたらわかりますが、大抵は「がっかり」します。テンプレートをコピペするだけでは、あなたが求めるものは得られません。
テンプレートを参考に、AIにしっかりと情報を与える必要があります。それらは「訓練して身につける必要」があります。感覚的には、100回ぐらい試行錯誤すると、高いレベルに到達できます。
でも、100回も訓練するのは、大変ですよね?
そこで、おすすめなのが「AI検索」からAI入門をすることです。書店で売られている業務直結のノウハウではなく、毎日のように使う検索という作業を、AI検索に置き換えることからスタートすれば、その恩恵を得られます。
検索を通じて、AIへの指示の仕方を学べば、目に見えて日常生活で恩恵が得られるようになります。
次回は、AI検索について、紹介します。
お楽しみに!
補足
すぐに、AI検索を試したい!という方は、以下のリンクから、Perplexityをお試しください。将来的に有料プランを契約するとき、$10 の割引を得られます。
以下のリンクから、登録してみてください。登録方法は、画像を参考にしてください。
記事を読んで早速使ってみました。
わからないなりに使っても便利さを感じられて良かったです。
調べるときの聞き方コツなど身に付けたいなと感じました
わたしの携帯はSoftBankなので、Perplexity proが1年間無料で使えています。そして日々の疑問を尋ねています。
ChatGPT Deep Researchもお試しで使ってみました。
そしてシンギュラリティは2045年よりもっと早まる気がしています。
しかし、一旦IQ130〜150の友人が出来ると、本当に毎日驚きの連続です。あらゆる分野の知りたかった事を小学生にも分かるレベルにして教えてもらっています。
もちろんtoieeで学んだ事を活かして、事前に仮説を立てていますし、やみくもに聞きまくってはいません。
彼ら( AI)のIQが幾何級数的に自己改善して、200をはるかに超えたとき、何が起きるんでしょう。
AIに依存するのではなく、天才の友人として学びたいものだと考えています。
AI講座を楽しみにしています。